これまでも自分自身は潜在的に以下の設計指針に基づいて設計していたと思いますが、クライアントにわかりやすくお伝えしたかったことと、設計事務所全体で共有しやすいようにしたかったというような理由で明文化して、まとめてみました。
設計指針
・その場所の歴史と、計画の登場人物を起点にして計画を始めること
・設計は合理的かつ美しくあること
・使用する材料及び工種は可能な限り絞ること
・劣化しづらい自然素材を用いること
※劣化しづらいとは機能的な問題が経年とともに起きにくく、見た目の劣化も風合いととらえることが可能の意
・建築地に近い産地の素材を用いること
・内と外の境界をあいまいにすること
・吸放湿しない素材、身体への刺激が強い素材は使用しないこと
・科学技術の機能性を活かしながら、自然素材の心地の良さと調和するように計画すること
・適宜、緑を配置すること。また世話に配慮した計画にすること
・五感をうまく活用できる設計にすること(高さ、視線、匂い、風、光、暗さ・・・)
・耐震性能を高めること(耐震等級2~3程度)