進行中の戸建てリノベーションの設計を進めるにあたって、コンセプトを思案中です。
リノベーション工事の過程を想像すると、はじめに既存の不要な壁や天井を解体していくことになります。
壁や天井が無くなると、むきだしの柱や下地などの構造材が現れてくるんですが、その姿に美しさを感じます。
これは、新築の時も同様で、上棟の日に構造材が組みあがっていく様や、柱のみの状態のときに美しさを感じます。
そこから仕上げ材などがくっついていって家になっていくんですが、その手前がかっこよかったりするんです。
なので、仕上げと下地の状態の境界というか、住める状態と住めない状態の境界というか、その絶妙な位置を見つけて「かっこよく心地よく暮らす」建築を、今回はつくりたいなと考えています。
そのために建築途中が何でかっこよく感じるのか、自問自答してみようと思っています。