このサイトは建築家山田紘明が日々考えていることを、自身の頭の中の整理も兼ねてつらつらと書き綴っているサイトです。
未整理なことや誤解を与えてしまう表現があるかもしれませんが、ご容赦頂ければと思います。
「建築と人との記憶を介した関係づくり」
人は身体に刺激を受けると記憶が蘇ることがあります。例えば、高いところからジャンプしたときにふと「懐かしい」と感じたり、キンモクセイの匂いを「切なく」感じたり。
私自身はそこにおもしろさを感じていて、自身の建築のテーマにしています。
このような事象は、身体が受けたかつての刺激を脳が記憶していて、再び同じような刺激を身体に受けた時に脳が反応して、記憶が蘇っていることが要因ではないかと考えていて、これを建築に応用しています。
風や光、高低差や感触などの身体への刺激を通して、身体の記憶を喚起したり、保存したり。その場所をきっかけに忘れていた記憶が蘇ったり、また今日という日が、そこを訪れた人の身体に埋め込まれるような。
そのような建築をつくり、建築と人との記憶を介した関係づくりを目指しています。
建築の仕事についてはHUS DESIGNのページをご覧ください。